モルゲンロート

外苑前のギャラリー モルゲンロート


漆で寿ぐ 2019

会期:2019年1月9日(水)から1月20日(日) 
レセプション:1月12日(土)17時~19時

 大野麗子 楠田直子 黒沢理菜 三人展

自然の恵みである漆。実はとても丈夫で、古来より使われていました。三人三様の漆の魅力をご覧ください。
2019年も変わらぬご愛顧のほど よろしくお願い申し上げます。

Urishi, Japanese lacquer is the blessing of nature. It has been used from the ancient time.
Enjoy the three types of Urushi arts at the start of the New Year.


大野 麗子 Reiko Ohno


ぷらり散歩していると見かける植物と、今回は空模様もモチーフに日常使いの漆器を制作しました。

I portray plants and the look of the sky which I cherish during I take a walk for daily lacquer wares.



・豆皿       
素材:桧、和紙、漆、金箔、銀粉     
技法:一閑張り、箔貼り、蒔絵等   
サイズ:72×72mm

・木彫角皿 素材:桧、麻布、漆    
技法:摺り漆仕上げ
サイズ:178×124mm

〈略歴〉
2002年 東京芸術大学美術学部工芸科卒業
2004年 同大学美術研究科漆芸専攻修了
現在、東京都練馬区にて制作活動中。

〈主な展示〉
2015年 ・グループ展「バッチ展パートⅢ」(GALLERY工 東京都杉並区)
2015年 ・個展 (ガレリイ・キルシュ 東京都国立市)
2015年 ・企画展「漆というスパイス展」(石川県立伝統産業工芸館)
2016年 ・個展「ぷらり漆散歩」(プラザ・ギャラリー サジオ 東京都調布市)    
2017年 ・グループ展「El duende y sus amigos」(リベストギャラリー創 東京都武蔵野市)
2018年 ・グループ展「Para el dia de San Valentin」(リベストギャラリー創 東京都武蔵野市)
2018年 ・「漆三人展」(art space morgenrot 東京都港区)
2018年 ・グループ展「El duende y sus amigos 3」(リベストギャラリー創 東京都武蔵野市)


------------------------------------------------------------

楠田 直子 Naoko Kusuda


古来から現代に至るまで先人が育んできた漆の文化にロマンを抱き続けながら制作しています。
私が漆を初めて目にしたのは、黒い漆の樹液でした。それは、まるで生きものの様な蠢く物体でした。漆の木の命である樹液を扱って制作する工程の中で、作品が自分の手から離れ、本来もつ漆の力が現れてくる瞬間があります。その時、漆の命をお借りして、制作させて頂いている事に気付かされます。私にとって漆はそう感じさせてもらえる、大自然の恵みです。漆が秘める普遍的な美しさを大切に、漆の技法のひとつである「乾漆」を用いて「日常使いの芸術品」を目指して制作しています。

乾漆とは
原型の上に、麦漆や糊漆といった漆で出来た天然の接着剤で麻布を何層にも貼り重ねて固め、厚みの整ったところで型を離形する技法です。
日本には中国との交易が盛んになった7世紀初め頃(奈良時代)に伝えられ、軽量かつ耐久性に優れていることから仏像の制作に用いられました。代表的な乾漆の仏像には、興福寺の阿修羅像、唐招提寺の鑑真和上座像等が乾漆像で親しまれております。


I always admire the romantic culture of Japanese lacquer which is the achievements of great predecessors.
When I saw Japanese lacquer first time in my life was just a black resinous lump. But, it was like a creature to me.
As I handle Japanese lacquer sealed life of trees, I feel the enormous power of nature from time after time.
Then, I sense that nature makes me to produce the lacquer ware. I do employ the technique called
"Kanshitsu", and trying to create the art of daily lacquer ware.






【作家プロフィール】
1975.09 東京都生まれ イタリア・ローマにて幼少時代を過ごす
1999.03 武蔵野美術大学 造形学部 空間演出デザイン学科卒業
1999.10 イタリア・ミラノに留学 Scuola Politecnica di Design卒業
2001.09 漆芸を東京芸術大学名誉教授 願船漆工房主宰 大西長利氏に師事
2004.09 漆芸家として独立

【主な展覧会】
2007.12 広尾 [ギャラリー旬 ] にて個展
2008.04 南青山 [ MA by So Shi Te ] にて個展
2009.12 広尾 [ギャラリー旬 ] にて個展
2013.11 奈良 [ギャラリーたちばな ] にて個展
2017.11 奈良 [ギャラリーたちばな ] にて個展
その他、各地にてブループ展開催

【受賞歴】
2006.02 東京ドーム [第14回テーブルウェア大賞~優しい食空間コンテスト ]
    テーブルウェア・オリジナルデザイン部門(プロフェッショナル) 審査員賞受賞
2008.10 金沢 [わん・One大賞2008 ] 優秀賞受賞
2008.10 金沢 [国際漆展・石川2009 ] 入選
2011.02 東京ドーム [第19回テーブルウェア大賞~優しい食空間コンテスト ]
    テーブルウェア・オリジナルデザイン部門(プロフェッショナル) 佳作受賞
2014.10 金沢 [国際漆展・石川2014 ] 審査員特別賞 権 相五賞 受賞
2014.10 伊丹 [伊丹国際クラフト展 ] 入選
2017.10 金沢 [国際漆展・石川2017 ] 入選


------------------------------------------------------------

黒沢理菜 Riina Kurosawa


現在自己と他者の感情とその差異に興味があり、漆塗りの球体関節人形を制作しております。

I'm fascinated by the difference between self and others of each emotion, and produce the lacquered spherical joint doll.



1992年生まれ
2012年 京都市立芸術大学美術学部工芸科入学
2016年 京都市立芸術大学大学院進学
2018年 京都市立芸術大学修士課程修了

【主な展覧会・受賞歴】
2015年 京都市立芸術大学制作展
     グループ展「スナバショーケース」
     グループ展「分業展」
     次世代工芸展
     shoebox Art 巡回展2015
     二人展「華飾」
2016年 京都市立芸術大学卒業制作展 奨励賞受賞
     京都次世代工芸展 morgenrot賞 受賞
     二人展「story×story」
     グループ展「新日本綺行」
2017年 京都市立芸術大学卒業制作展
     個展「感情をなぞる」
     個展「ひかりの跫」
2018年 グループ展「漆に寿ぐ」
     京都府新鋭選抜展 アンスティチュ・フランセ関西賞 日本経済新聞関西支社賞同時受賞
     京都市立芸術大学修了制作展 大学院市長賞受賞 大学買い上げ     
     複号展「複号の彫刻家たち展vol.2」大雅堂ギャラリー



弊ギャラリーのフェイスブック ブログInstagramにも展示風景を載せています。
こちらもぜひご覧ください




■ その後の展示

GLAS ESPACE展

会期:2019年1月23日(水)から2月3日(日) 
伊藤周作 長町三夏子 (ガラス)

展示タイトル未定

会期:2019年2月20日(水)から3月3日(日) 
小倉 慎太郎 菊池 麦彦 高山 嵩 前田 恭兵 他

展示タイトル未定

会期:2019年3月6日(水)から3月17日(日) 
織田 伊織 桂川美帆

展示タイトル未定

会期:2019年3月20日(水)から3月31日(日) 
管野 麻依子 佐野 はるか 椎葉 聡子 橋本 遥 中村 真

展示タイトル未定

会期:2019年4月3日(水)から4月14日(日) 
川上 貴久 薗部 秀徳